この記事で分かること

  • 青森県が令和8年度(2026年度)に実施している「住宅用自家消費型太陽光発電設備等導入支援事業費補助金」の概要
  • 対象となる太陽光発電設備・蓄電池の要件と補助額
  • 市町村ごとに異なる募集期間と、申請の流れ・注意点

補助金の概要(実施主体・目的)

青森県は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて家庭からの温室効果ガス排出量を減らすため、住宅に設置する自家消費型の太陽光発電設備と蓄電池の導入費用を補助しています。令和8年度は、お住まいの市町村を経由して補助金が交付されるしくみで、事業を実施しているのは一部の市町村です。申請受付や書類審査は県の補助金事務局(コールセンター)が担当し、交付決定通知はお住まいの市町村から届きます。財源は環境省の地域脱炭素移行・再エネ推進交付金です。

対象になる人・設備と要件

対象者

青森県内の住宅に太陽光発電設備等を設置する人で、お住まいの市町村が事業を実施している場合に限られます。市町村税に滞納がないことなどが条件です。

太陽光発電設備の主な要件

  • 住宅の屋根等に設置するもの(野立てや店舗・事務所との併用住宅、借家、別荘は対象外とFAQに記載)
  • FIT(固定価格買取制度)またはFIPの認定を取得しないこと
  • ソーラーカーポートではないこと(カーポートと発電設備の部分が区別できる場合は発電設備部分のみ対象)
  • 発電量の30%以上を自家消費すること

蓄電池の主な要件

上記の太陽光発電設備の付帯設備として住宅に設置するものが対象です。蓄電池のみの設置や、既存の太陽光に蓄電池だけを追加する場合は対象外です。可搬式の蓄電池も対象になりません。

補助額・上限

設備補助額上限
太陽光発電設備太陽光パネルの出力とパワーコンディショナーの出力の小さい方(kW、小数点以下切り捨て)×5万円25万円
蓄電池補助対象経費(蓄電システム+工事費)の3分の1。ただし1kWhあたり14.1万円(工事費込み・税抜き)を上限単価として計算35万円

例えばパネル5.5kW・パワコン4.2kWなら4kW×5万円=20万円です。

申請期間と締切

募集期間と予算額は市町村ごとに異なります。県の補助金特設サイトの「募集状況」では、2026年10月時点で多くの市町村が「募集中」となっている一方、受付を終了した市町村や募集前の市町村もあります。受付は市町村ごとの先着順で、予算額に達した時点で募集期間内でも終了します。申請前に必ず最新の募集状況とお住まいの市町村のホームページを確認してください。

申請の流れと注意点(工事前の申請など)

  1. お住まいの市町村が実施・募集中かを確認
  2. WEBフォーム(推奨)または郵送で交付申請(書類は全てそろえてから提出)
  3. 市町村から交付決定通知(概ね1か月)
  4. 契約・工事・支払い
  5. 実績報告(設置前後の写真が必須)

原則として交付決定前に契約や工事に着手することはできません。工期の都合などやむを得ない理由がある場合は、事前着手届を提出することで補助対象となります。補助の対象は令和8年4月1日以降に事業着手したものです。

国の補助金との併用

特設サイトでは、国の予算を財源とする補助金は重複して申請できず、同一設備について他の国庫補助との併用はできないとされています。FAQでも補助対象設備について他の補助との併用はできないと案内されています。なお、県の共同購入事業「みんなのおうちに太陽光」を利用して設置する設備は、一定の要件を満たせば対象になります。

よくある質問

余った電気は売電できますか?

自家消費率30%以上を守り、FIT・FIPを使わない売電であれば可能とされています。

太陽光パネルの増設は対象ですか?

対象ですが、補助対象は増設した部分のみです。

市町村独自の補助金もありますか?

市町村によっては独自の制度を設けている場合があります。この県の補助金との関係も含め、お住まいの市町村に確認してください。

申請前に確認したいポイント

  • お住まいの市町村が実施しているか:県の補助金でも、事業を実施していない市町村の住民は申請できません。募集状況のページで「募集中」か、予算の進捗が何%かを確認しましょう。
  • 交付決定を待ってから契約できるか:交付決定まで概ね1か月かかります。工期の都合で先に契約する場合は事前着手届が必要です。
  • 自家消費率30%以上の根拠:新築で電力使用実績がない場合は、断熱性能や設備の使用電力などを考慮した設計上の自家消費量と、その計算過程を示す資料が求められます。施工業者に早めに作成を依頼しましょう。
  • 見積書の分け方:太陽光と蓄電池の補助対象経費は分けて記載する必要があります。カーポートに設置する場合は、カーポート部分と発電設備部分の範囲・価格を分けた図面と見積書が必要です。
  • 写真の撮り忘れ:設置前後の写真は必須で、不足すると補助対象外になる場合があります。

書類は全てそろえてから申請する必要があり、不備があると再申請となって先着順の順番が後ろになるおそれがあります。施工業者と綿密に打ち合わせて準備しましょう。

まとめ(公式ページ)

青森県の住宅用太陽光補助金は、太陽光が最大25万円、セットの蓄電池が最大35万円。市町村ごとの先着順で予算がなくなり次第終了するため、早めの確認が大切です。詳しくは青森県「住宅用自家消費型太陽光発電設備等導入支援事業費補助金」実施のお知らせと住宅用補助金の募集状況をご覧ください(問い合わせ:住宅用コールセンター 0178-51-8251)。