この記事で分かること

  • 青森県「令和8年度 事業用自家消費型太陽光発電設備等導入支援事業費補助金」の対象者と要件
  • 太陽光発電設備・蓄電池の補助単価と上限額
  • 公募期間(令和8年12月11日まで)と、交付決定前に契約してはいけないなどの注意点

補助金の概要(実施主体・目的)

青森県(経済産業部 地域企業支援課)は、GX青森の推進をビジネスチャンスととらえ、県内事業者の脱炭素化と経営基盤の強化を後押しするため、事業用の自家消費型太陽光発電設備と、それに付帯する蓄電池の導入費用を補助しています。国の地域脱炭素移行・再エネ推進交付金を活用した事業で、令和8年5月11日から公募が行われています。

対象になる人・設備と要件

対象者

  • 県内に本社または事業所がある中小企業者(個人事業主を含む)
  • 県内の事業協同組合・企業組合・協業組合
  • 県内に本社または事業所がある大企業等(会社法上の会社)

税の滞納がある者などは対象外です。

主な要件(公募要領より)

  • 設備は青森県内に設置し、新品で導入実績のあるもの(中古・リース・第三者所有の設備は対象外)
  • 発電電力量の50%以上を需要家(同一県内)が消費すること
  • FIT・FIPの認定を取得しないこと、J-クレジットへの登録をしないこと
  • 太陽光発電設備に発電電力量等の計測器を設置すること
  • 県の「中小企業等グリーントランスフォーメーション推進事業」のGX推進アドバイザーによる経営戦略策定支援や、省エネ最適化診断・省エネお助け隊などの診断のいずれかを受けて実施する取り組みであること
  • 交付申請時に事業着手(契約書等の発行)していないこと

補助額・上限

設備補助単価・補助率上限
太陽光発電設備(自家消費型)中小企業者:出力×5万円/kW
中小企業者以外:出力×2.5万円/kW
(出力はパネルとパワコンの小さい方)
500万円
蓄電池(太陽光に付帯するもの)(1)設備導入経費の1/3、(2)容量20kWh以下は容量×14.1万円/kWh、20kWh超は容量×16.0万円/kWhの1/3、のいずれか小さい方530万円

いずれも工事費込み・税抜きで計算します。補助対象経費は工事費・設備費・業務費・事務費です。

申請期間と締切

公募期間は令和8年5月11日(月)から12月11日(金)17時まで(郵送・消印有効)です。6月から毎月下旬に審査が行われ、予算の範囲内で交付が決定されます。予算に達した場合は早めに終了する可能性もあるため、余裕をもって準備しましょう。

申請の流れと注意点(工事前の申請など)

  1. 公募要領・交付要綱を確認し、申請様式で書類を作成
  2. 青森県太陽光補助金事務局へ郵送
  3. 毎月下旬の書面審査を経て交付決定(または不採択)の通知
  4. 交付決定後に発注・契約・工事・支払い
  5. 完了から30日以内または令和9年2月22日(月)のいずれか早い日までに実績報告

交付決定前に発注・契約した経費は補助対象外です。補助対象期間は交付決定日から令和9年2月22日までで、工期の遅れも見込んで申請するよう案内されています。完了後も各年4月30日までに利用実績報告が必要です。

国の補助金との併用

公募要領では、国・県・市町村等が補助する他の制度と内容が重複する事業は補助対象外とされています。同じ設備で国の補助金や市町村の補助金と重ねて受けることはできない点に注意してください。

よくある質問

PPAやリースで設置する場合は?

公募要領ではリース設備や第三者が所有する設備は含めないとされており、自社所有での導入が前提です。

個人事業主も申請できますか?

中小企業者に個人事業主が含まれると県のページに記載されています。

市町村の補助金はありますか?

市町村が独自に事業者向け制度を設けている場合がありますが、本補助金とは重複できないため、事前に確認しましょう。

申請前に確認したいポイント

  • GX推進アドバイザーの支援や省エネ診断を受けているか:本補助金は、県のGX推進アドバイザーによる経営戦略策定支援や、省エネ最適化診断・省エネお助け隊などの診断のいずれかを受けて実施する取り組みであることが要件です。まだ受けていない場合は早めに手配しましょう。
  • 自家消費率50%以上:発電電力量の50%以上を県内の需要家が消費する計画であるかを確認します。敷地外に設置する場合は自営線で供給することが条件です。
  • 締切までのスケジュール:書類が完備したものを毎月下旬に審査する方式です。12月11日の締切直前は込み合う可能性もあるため、余裕をもって提出しましょう。
  • 工期と実績報告期限:令和9年2月22日までに引き渡し・支払い・実績報告を終える必要があります。冬季の工事となる場合は特に工期に注意が必要です。
  • 処分制限:取得価格50万円以上の設備は処分制限財産となり、一定期間は目的外使用・譲渡・廃棄などに県の承認が必要です。

補助対象経費は消費税を除いた額で計算されます。見積書・見積明細書から収支予算書を作成するため、施工業者に経費の区分がわかる見積もりを依頼しておくとスムーズです。

まとめ(公式ページ)

青森県の事業用自家消費型太陽光補助金は、中小企業なら1kWあたり5万円(上限500万円)、セットの蓄電池も最大530万円が補助されます。締切は令和8年12月11日、交付決定前の契約は不可です。詳しくは青森県「事業用自家消費型太陽光発電設備等導入支援事業費補助金」のページと公募要領をご確認ください(専用相談窓口 0178-41-2400)。