この記事で分かること

  • 長野県が令和8年度(2026年度)に実施している「雪国太陽光設置モデル創出事業」の補助金の内容
  • 対象地域(垂直積雪量2m以上)と、設備の設置条件(傾斜角60度以上など)
  • 補助額(10万円/kW・上限50万円)と、申請期間(令和8年11月27日まで・先着順)

補助金の概要(実施主体・目的)

「雪国太陽光設置モデル創出事業補助金」は、長野県(環境部 ゼロカーボン推進課)が実施する補助金です。雪国では太陽電池モジュールが積雪荷重に耐えられずメーカー保証が得られないケースが多いことなどから、太陽光発電の設置が進んでいません。そこで、県が作成した「雪国・住宅太陽光発電ガイドブック」を踏まえた設置を支援し、雪国の建物に適した太陽光発電の導入モデルを創出することを目的としています。

対象になる人・設備と要件

補助対象者

長野県内に主たる事業所を置く事業者が申請者です。Q&Aでは、例えば次のような事業者が想定されています。

  • 既存住宅などに太陽光発電設備を設置する電器店・工務店
  • 太陽光発電設備付きの注文住宅の建設を請け負う工務店
  • 太陽光発電設備付きの分譲住宅を販売する宅地建物取引業者

住宅にお住まいの方が直接申請するのではなく、施工・販売する事業者が申請し、交付を受ける補助金相当額を工事代金等に充当する仕組みです。

対象地域

建築基準法に基づく垂直積雪量が2メートル以上の地域です。Q&Aでは、主に北アルプス・長野・北信地域の一部や松本市奈川地区の一部が該当するとされていますが、それ以外でも垂直積雪量が2m以上であれば対象です。

対象経費と設備の主な要件

  • 新築住宅または既存住宅の壁面、屋根または敷地への太陽光発電設備の設置経費
  • 太陽電池アレイ面の傾斜角度が60度以上であること
  • アレイ面の下端の高さが垂直積雪量よりも高いこと(除雪を行う場所は地表上2m以上、一般用電気工作物の場合は1m以上でも可)
  • 「雪国・住宅太陽光発電ガイドブック」の記載事項を考慮して設置すること

Q&Aでは、住民票のある県内住宅が対象で、別荘や賃貸住宅は対象外とされています。

補助額・上限

補助額上限
10万円/kW50万円/件

補助金交付の条件

  • 新築住宅に設置する場合は、住宅取得者等が1年以内に居住を開始すること
  • 補助金相当額を工事代金等に充当すること
  • 補助対象設備の1年間分の発電電力量と自家消費量のデータを県に提供すること
  • 事業完了後2か月以内に、設備の見学会を開催するよう努めること

申請期間と締切

申請受付期間は令和8年5月29日(金)から令和8年11月27日(金)までで、令和9年3月24日(水)までに実績報告書の提出が必要です。

  • 申請は先着順で、ゼロカーボン推進課への持参または郵送で提出します(郵送は県に到着した日が申請日)。
  • 必要書類がすべて揃ったもののみ受け付けます。不備で再提出となった場合、その間の他の申請が先に受け付けられます。
  • 予算上限に到達した日をもって受付を締め切ります。その日の申請は抽選で受付順を決定します。

申請の流れと注意点(工事前の申請など)

  • 補助金の交付決定前に事業に着手した場合、原則として補助金を受けられません。
  • 「着手」とは、既存住宅等への設置の場合は設置に係る契約の締結、太陽光付き新築住宅の場合は建設の着工を指します。
  • 申請要領・Q&A・主な手続の流れ(PDF)が公式ページに掲載されています。

国の補助金との併用

国の補助金との併用について、今回確認した公式ページには明記がありませんでした。併用を検討する場合は、交付要綱・申請要領を確認するか、ゼロカーボン推進課へ問い合わせてください。また、市町村が独自に太陽光の補助制度を設けている場合もあるため、所在地の市町村にも確認しましょう。

よくある質問

Q. 住宅の持ち主が自分で申請できますか?

A. 申請者は県内に主たる事業所を置く事業者(工務店・電器店・宅建業者など)です。設置を依頼する事業者に相談してください。

Q. 自分の地域の垂直積雪量はどう調べますか?

A. 県建設部建築住宅課のホームページで確認できます。長野市・松本市・上田市はそれぞれの建築担当課に確認するよう案内されています。

まとめ(公式ページ)

長野県の雪国太陽光設置モデル創出事業は、垂直積雪量2m以上の豪雪地で、ガイドブックに沿った太陽光設置に10万円/kW(上限50万円)を補助する制度です。受付は令和8年11月27日までですが、先着順で予算上限に達した日に締め切られます。