この記事で分かること

  • 栃木県が実施する「個人住宅用太陽光発電設備等導入支援事業」(令和8年度)の対象者・対象設備
  • 太陽光発電設備と蓄電池それぞれの補助額・上限
  • 申請期間(令和8年10月30日まで)と、予算の消化状況
  • 工事着手のタイミングや国の補助金との併用などの注意点

補助金の概要(実施主体・目的)

この補助金は栃木県(環境森林部 気候変動対策課 カーボンニュートラル推進室)が実施する制度です。自家消費を目的とした太陽光発電設備と蓄電池の一体的な導入を支援し、物価高騰の影響を受ける県民の負担軽減を図ることを目的としています。令和8年度は申請受付を事務局に業務委託しており、問い合わせや書類の送付先は「栃木県個人住宅用太陽光発電設備等導入支援事業補助金事務局」です。

予算額は2億6900万円、受付予定件数は約500件です。県の公式ページでは、予算に対する受付金額の割合が約96%(令和8年10月20日現在)と公表されており、残りわずかの状況です。

対象になる人・設備と要件

対象者

県内に所在する自己居住用の住宅または住宅の敷地内に、新たに太陽光発電設備および蓄電池を一体的に導入する個人が対象です。

対象設備と導入パターン

導入パターン補助対象
太陽光発電設備のみ対象外
蓄電池のみ対象外
太陽光発電設備+蓄電池対象
  • 新たに太陽光発電設備と蓄電池をセットで導入する場合のみ対象です(既設の太陽光に蓄電池だけを追加する場合は対象外)。
  • リースまたはオンサイトPPAによる導入は対象外です。

主な要件

  • 太陽光:未使用品であること、発電量の30%以上(蓄電池に貯めた分を含む)を自家消費すること、FIT・FIPの認定を取得しないこと、自己託送を行わないこと、発電量を計測する機器を備えること
  • 蓄電池:未使用品であること、SII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)の登録製品であること、太陽光の電気を蓄電する据置型(定置型)であること

県のQ&Aでは、FIT売電は認められない一方、電力会社が個別に買い取る制度による余剰電力の売電は可能とされています。カーポートや納屋などへの設置も、要件を満たせば対象になります。

補助額・上限

設備補助率上限額
太陽光発電設備7万円/kW(定額)※パネルとパワコンの定格出力の低い方で算出28万円(4kW分)
蓄電池補助対象経費(本体・パワコン・工事費、税抜)の1/325万8千円(5kWh分)

合計で最大53万8千円です。交付申請は1住宅につき1回限りです。

申請期間と締切

申請期間は令和8年(2026年)5月11日~10月30日(金)です。先着順の受付で、申請期間内でも予算額を超える申請があった日をもって受付終了となります。受付終了日に複数の申請が届いた場合は抽選で選定され、受付終了日以降に届いた申請書は返送されます。申請は当日必着の扱いなので、余裕をもって発送しましょう。

申請の流れと注意点(工事前の申請など)

  1. 申請の手引きで必要書類を確認する(住民票・登記簿・納税証明書などは原本で、申請日前3か月以内発行のもの)
  2. 交付申請書類を郵送で事務局へ提出(持参不可・書留など配達記録が残る方法)
  3. 書類受理後、1~2か月程度で交付決定
  4. 交付決定後に工事着手・設置
  5. 完了後30日以内または令和8年12月25日のいずれか早い日までに実績報告
  • 交付決定前に工事に着手した場合は補助対象外です。
  • 交付決定前の契約・発注は対象ですが、令和8年4月1日以降の契約・発注に限られます。
  • 交付申請日から着手予定日まで1か月以上の期間を設けるよう案内されています。
  • 書類に不足があると受付になりません。

国の補助金との併用

県のQ&A(令和8年5月1日時点)では、国のDR補助金とは併用不可、国の「みらいエコ住宅2026」とは併用可(リフォームで蓄電池の補助を受けた場合を除く)、国のZEH補助金とは併用可(蓄電池の追加補助を受けた場合を除く)とされています。

よくある質問

太陽光パネルだけ設置する場合も対象ですか?

対象外です。太陽光と蓄電池のセット導入のみが対象です。

市町の補助金もありますか?

お住まいの市町が独自に太陽光や蓄電池の補助制度を設けている場合があります。併用の可否も含め、各市町の窓口で確認してください。

まとめ(公式ページ)

栃木県の個人住宅用太陽光発電設備等導入支援事業は、太陽光と蓄電池のセット導入で最大53万8千円を補助する制度です。締切は令和8年10月30日ですが、予算の約96%が受付済み(10月20日現在)のため、早期終了の可能性が高い状況です。最新の受付状況と必要書類は、栃木県公式ページ「個人住宅用太陽光発電設備等導入支援事業」で必ず確認してください。