この記事で分かること

  • 富山県が令和8年度(2026年度)に実施している「富山県燃料電池車両普及促進事業費補助金」の概要
  • 対象になる人・燃料電池自動車(FCV)・燃料電池フォークリフト・水素充填設備の要件
  • 補助額(FCV1台50万円など)と申請期間(令和9年3月31日当日消印有効)
  • 国のCEV補助金との関係や申請の流れ、注意点

補助金の概要(実施主体・目的)

富山県は、水素社会の実現に向けて、走行時に二酸化炭素や有害な排気ガスを出さない燃料電池車両(燃料電池自動車または燃料電池産業車両)と、その水素充填設備を導入する人に対し、普及初期に限って導入費用の一部を補助しています。実施主体は富山県(商工労働部成長産業推進室エネルギー政策課)です。

この補助金は国の補助金との協調補助です。燃料電池自動車の場合は経済産業省の「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金、令和7年度補正)」、燃料電池フォークリフトなどの産業車両の場合は環境省の補助金(北海道環境財団が実施する産業車両等の脱炭素化促進事業)の交付を受けることが前提で、県の補助金だけを単独で申請することはできません。

対象になる人・車両と要件

補助を受けられる人

個人、個人事業者、法人(国・独立行政法人・地方公共団体などは除く)、またはリース事業者(燃料電池自動車の場合はリース使用者)で、次のすべてに当てはまる人です。

  • 県内に引き続いて1年以上、住所または事務所・事業所があること
  • 県税に未納がないこと
  • 補助金の交付先として社会通念上適切であること

対象の燃料電池自動車(FCV)

国のCEV補助金の対象となる燃料電池自動車で、公式ページではトヨタ「クラウン」「MIRAI」、ヒョンデ(ヒュンダイ)「NEXO(ネッソ)」、ホンダ「CR-V e:FCEV」が挙げられています(型式などの詳細は募集要領で確認してください)。主な要件は次のとおりです。

  • 令和7年12月16日から令和9年3月31日までに初度登録され、過去にこの補助金を申請していない車両であること(国の制度変更などで期間が変わる場合があります)
  • 車検証の「使用の本拠の位置」と所有者(ローンで所有権留保の場合やリースの場合は使用者)の住所が富山県内にあること
  • 車検証の自家用・事業用の別が「自家用」であること
  • 販売店の展示・試乗用の車両や、自社製品・関係会社からの調達ではないこと
  • 代金の支払いが完了している、またはローン等で全額支払いの手続きが完了していること(手形は除く)

燃料電池産業車両と水素充填設備

環境省補助金の対象となる燃料電池産業車両(燃料電池フォークリフト)で、令和8年5月21日から令和9年3月31日までに初度登録されたものが対象です。水素充填設備は、燃料電池産業車両に水素を供給する設備で、新たに燃料電池産業車両を購入する場合に限り対象になります(リース契約の設備は対象外)。

補助額・上限

対象補助額
燃料電池自動車(FCV)1台につき定額50万円
燃料電池産業車両1台につき定額100万円(環境省補助金のうち車両代金に相当する額が100万円以下の場合はその額が上限)
水素充填設備1台につき定額50万円(燃料電池産業車両と併せて新規購入する場合に限る)

申請期間と締切

募集期間は令和8年(2026年)7月10日から令和9年(2027年)3月31日までです。郵送は締切日当日消印有効、持参は平日9時〜12時・13時〜17時(最終日は17時まで)に受け付けます。

受付は先着順で、同じ日に届いた申請は抽選になります。予算総額に達した場合は、期間満了前でも募集が終了しますので、早めの準備がおすすめです。

申請の流れと注意点

  1. FCVを購入し、国のCEV補助金(次世代自動車振興センター)に申請する
  2. 国の補助金の交付決定・額の確定通知を受ける
  3. 県の交付申請書(様式第1号)と実績報告書(様式第2号)に、国の補助金の申請書類一式の写し、交付決定通知書の写し、契約書・領収書、車検証の写し、県税納税証明書(原本)、住民票(個人・原本)または登記事項証明書(法人・原本)などを添えて、県エネルギー政策課へ持参または郵送する

県の補助は購入後に国の交付決定を受けてから申請する仕組みで、公式ページには「購入前に県へ申請が必要」という記載はありません。ただし国のCEV補助金の要件(申請期限など)を満たさないと県の補助も受けられないため、国の公募要領もあわせて確認しましょう。燃料電池自動車のリース事業者は対象外(リース使用者が申請)など、申請者によって必要書類が異なります。

国の補助金・市町村の補助金との併用

県の補助金は国のCEV補助金(または環境省補助金)の交付を受けることが条件の上乗せ型です。また公式ページには、県内市町村が実施する燃料電池自動車導入補助金等を併せて受けることは可能と書かれています。お住まいの市町村にも独自のFCV・EV補助金がある場合がありますので、市町村のホームページも確認してください。

よくある質問

Q. 電気自動車(EV)も対象ですか?

A. この補助金の対象は燃料電池車両と水素充填設備です。令和8年度の富山県の公式ページでは、EVについては国の補助制度が案内されています。

Q. 県の補助金だけ申請できますか?

A. できません。国のCEV補助金(FCV)または環境省補助金(産業車両)の交付を受けることが必要です。

Q. 締切直前でも大丈夫ですか?

A. 先着順で予算に達すると受付終了となるため、国の交付決定が届いたら早めに申請することをおすすめします。

まとめ(公式ページ)

富山県では令和8年度、燃料電池自動車1台50万円、燃料電池フォークリフト1台100万円、水素充填設備1台50万円の補助を、令和9年3月31日(当日消印有効)まで先着順で受け付けています。予算に達し次第終了するため、最新情報は必ず公式ページと募集要領・交付要綱で確認してください。

公式ページ:令和8年度富山県燃料電池車両普及促進事業費補助金の募集について(富山県)

募集要領:令和8年度 募集要領(PDF)